森羅万象の旅日記 

翡翠の町

糸魚川は翡翠(ひすい)でも有名な町である。信州から北アルプスが連綿と連なり、日本海にそのまま突っ込んでいる。そしてそこが親不知なのである。

昔きちんとした道路が無かった頃は、みな海岸線を歩いていたのである。

だから山がそのまま海に突っ込んでいるようなところは、ほとんど歩けるような空間がなく、ちょっと波が高いと何日も足止めを食らったようである。中には無理して越えて、親が流されたり、子が流されたりして親不知(おやしらず)の名前がついたようである。

観光協会でもらったパンフレットに、翡翠峡というのがあるので行って見ることにした。そこは期待をはるかに超えるすばらしい所だった。何しろ山の形が良い、風水では山の形を重要視するが、これはとてもよい気を内在している山である。

これなら翡翠もとれるだろう。その近くに清流がこんこんと湧き出している所がある。水の中に1分と手を入れていられないぐらい冷たい。飲むと実に美味しい水である。

その水が滝となってしぶきをあげている。おそらくこのあたりはマイナスイオンに満ち溢れているのだろう。そこで少し休んでいると、気持ちが晴れ晴れしてきて、体も随分軽くなった。

鬼博の短い余談

"かんずり"という調味料をご存知でしょうか。私も最近まで知りませんでした。 少し前、新潟の新井市に講演に行き偶然目にとまり、ものめずらしさから買 ってきて食したのが運のつき、大ファンになってしまいました。

これは"とうがらし"を三年以上熟成させたものがベースになっているのですが はっきり言って辛い、しかしただ辛いのではなく非常に奥行のある辛さなの です。

調理師の私(久々の登場)としては一気に料理の幅が広がりました。味噌ラ ーメンに入れて良し、マーボ豆腐、味噌汁、何でもあいます。"かんずり"を入 れないことが考えられない状態です。

刺身はよく食べますが、ふつう調味料はわさびですよね、ところが"かんずり" が実にあうんですよ。我が家では刺身の時は、もう"かんずり"と決まってしま いました。

それ以外にも、冷麺や冷麦の付け汁などにもよくあいます。この"かんずり"が 糸魚川で売っていたので、うれしくなり大量に買ってしまいました。随分 "かんずり"のCMをしてしまいましたが、別に頼まれた訳ではありません。


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