森羅万象の旅日記  

4絶品の蕎麦との出会い

そのまあっ、入ってしまったから仕方ないか。えーとメニューはっと、プリント合板の壁に無造作に画鋲で貼られた紙切れを見ると、な、何!もりそばが千二百円だと、それも、たった一人だけ入っている客の手元のもりそばをチラッと見ると、バーコード並みの量である。

一人二枚だと、二人で四千八百円か、これはえらい店に入ってしまったもんだ。しかし目の前に、三ツ矢サイダー印のコップに入った水なんぞを出されてしまったからには、このまま出るわけにもいかず、何か安いものでも食べて早く店を出よう。

かけそば六百円、これでいいや。出てきたかけそばは、ほそいねぎがパラパラとのった、どこでも見かけるごく普通のものであった。ちなみに私は一年中そばは、もりしか食べない男である。

温かいそばでは本当の風味などわかる訳がない、と思っている。そして何の感慨もなくそのかけそばを口に入れた。 うっ、うまい、こんなそばは今まで食べたことがない。風味よし、歯ごたえ良し、これは絶品だ。

しかも今は八月、そばが一番おいしくない時期である。恐れいりました。
汲み取り便所がなんだ、プリント合板がなんだ、三ツ矢サイダー印のコップがなんだ。うまけりゃいい、うまけりゃいいんだ。

女々しく、未練がましい私は、もりそばを注文しなかった事をしっかり後悔しながら店を後にしました。それからと言うもの、我が家に帰ってからも、時々山菜かけそばなんぞを食するようになりました。

開田高原を後にして、今日、宿泊するキャンプ地に車を走らせた。そして、その場所に着いてみると、何となく変なのである。暗い霧があたり一面を覆っているような、何かで上から押し付けられているような、重苦しい雰囲気が漂っているのである。

沙らら先生も全く同じように感じていると言うことは、ここは気枯地(ケガレチ)だな。気枯地は大地に力がないので、こういった場所に長く居ると、段々気力が萎えてきてしまうのである。

ここは小さい山に挟まれた風の通り道のような場所なので、常に陰風が吹いていて、その為に良い気が溜まらず大地はいつも冷えている。そう言えば、ここから見る御嶽山は形も悪く暗くて威圧的である。

風水ワンポイントアドバイス

最近テレビでも頻繁に取り上げる備長炭には、気枯地(ケガレチ)を弥盛地(イヤシロチ)に転換する力があります。ご存知のように、備長炭には消臭作用や除湿作用は当然ありますが、人間にとって有害なプラスイオンを吸収する力を持っています。

実際に、炭を宅地の下に埋設したり、農家の畑や、畜産、水産、等、相当広範囲の分野で使用して大きな成果をあげています。トイレや玄関はもちろん、プラスイオンが満ちている台所やコンピューターの近くに備長炭をおくと、その
作用によって清浄な空間へと変えることができます。

こういう所に長居は無用だ。時計を見ると予定の時刻よりもだいぶ早い。この際一気に次の予定地まで行ってしまおう、と言うことになり、数分も車を飛ばすと、すぐに、高原の気持ちの良い風が吹く爽やかな場所に出た

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